コロナの影響、かなり長引いていますよね。一方で、今年度からは、「感染症対策をしながら」実施の方向で計画を進めている行事も多いかと思います。
この記事では、そんなコロナ禍の学校行事で大活躍の「ライブ配信」の方法について解説しています。
私の勤務校も、保護者を入れずに文化祭を行うことになり、行事のライブ配信の方法について調べたので、この記事で整理しておきたいと思います!
この記事でわかること
- 学校でライブ配信を使うことでできることがわかる
- ライブ配信に必要なものがわかる
- YouTube Liveの使い方がわかる
- 学校で「ライブ配信」をすることのメリット
学校で「ライブ配信」をすることのメリット
ライブ配信をすることで以上のようなことができます。
生徒にとって、行事は成長できる場。コロナはこわいですが、できる限り実施してあげたいものです。一方で、まだまだ全校生徒を一同に集めるのは感染症のリスクが高くちょっと…という場合に、ライブ配信が有効です。部活動の試合なども配信をすると喜ぶ保護者は多そうですよね。
日本マイクロソフトも学校でライブ配信がこんなふうに使えるよ、といった提案を動画にまとめています。
動画の中では
- 職員室からの全校集会
- 入学式や発表会などの集会
- 社会科見学や遠足などの移動する行事
- 複数カメラを切り替えて配信する行事
- といろんな行事で、こんな設備でできますよといった紹介がされています。
非常に参考になりますし、もし学校がMicrosoft 365 A3以上(無料のA1は不可)のライセンスを持っていたらマニュアルなどもあり、そのまま真似をすることが可能です。
マニュアルはこちら
学校でライブ配信するならYouTube Liveが無難
私の学校はMicrosoft 365 A1を使用しているため、Teamsのライブイベント機能は使えないので、他のプラットフォームを検討してみました。
保護者が利用することも想定し、使い勝手も考えると、
Facebook LiveかYouTube Liveが比較的良さそうです。
Facebook Liveのメリット・デメリット
Facebook Liveのメリットは、スマホ1つで公式アプリからそのまま配信ができるということです。
一方、デメリットは「URLを知っている人のみ配信」といった方法ができないこと。限定配信をする際にはあらかじめグループを作成しておいたり、友達になっておく必要があります。つまり、保護者や生徒にアカウントを作ってもらう必要があります。
YouTube Liveのメリット・デメリット
Facebook Liveのメリットは、限定公開が「URLを知っている人のみ」にすることができ、わかりやすいということ。この方法であれば、保護者や生徒がアカウントを作らずに視聴することが可能です。
一方、デメリットは公式アプリではライブ配信ができないということ。他のアプリを使って、配信をする必要があり、配信方法も少しややこしくなっています。
YouTube Liveが学校向きかなぁ
しかし、やはり保護者生徒にアカウントを作ってもらうことの大変さを考えると、YouTubeLiveが無料で使える最適なライブ配信サービスなのかなと思います。
なお、もし大きな部活の大会などで、配信相手を限定する必要がないのであれば、FacebookLiveもありかもしれません。
YouTube Liveをするには
ここではYouTubeLiveに絞って、ライブ配信の方法を説明していきます。
まずライブ配信に必要なものは以下の通り。
- YouTubeアカウント
- スマホ/タブレット
- 配信用アプリ
- スマホ/タブレット用三脚
意外かもしれませんが、必要なものはこれだけでパソコンなしでも配信をすることが可能です。
手順①Googleアカウントを作る
YouTubeLiveをするためには、YouTubeアカウントが必要です。
YouTubeアカウントはGoogleアカウントと連携しているので、まずはGoogleアカウントを新しく作成します。
Googleアカウントの作成
https://accounts.google.com/signup/v2/webcreateaccount?hl=ja&flowName=GlifWebSignIn&flowEntry=SignUp
手順②YouTubeチャンネルを開設する
アカウントができたら、YouTubeに移動をして、YouTubeチャンネルを開設します。
チャンネル開設の仕方については、こちらのサイトがすごくわかりやすいです。
手順③電話認証をする
YouTubeでライブ配信をする際には、電話認証をして「アカウントの制限を解除する」ことが必須となっています。
また、アカウントの制限を解除してから24時間経たないと、ライブ配信ができないので、直前にこれをしないように注意が必要です。
「設定」→「チャンネル」→「機能の利用資格」→「スマートフォンによる確認が必要な機能」から設定することができます。
手順④Prism Live Studioをインストールして設定する
YouTube公式アプリでは、チャンネル登録者数が1000人以上でないとスマホからのライブ配信ができない仕様となっています。
しかし、エンコーダーと呼ばれるアプリを経由して配信をすることが可能です。
アプリはいくつかあるのですが、Prism Live Studioというアプリが使いやすく、おすすめです。Prism Live Studioの使い方はこちらの記事で解説しています。
まとめ
今回の記事では、学校でライブ配信をする方法について説明しました。
YouTubeLiveは、簡単に配信先が限定でき、アプリを使用することでスマホだけで配信ができるということがわかりました。
コロナ対策として、この記事が行事の実施に少しでもお役に立てればうれしく思います。
以上、最後までお読みいただきありがとうございました!