現代では、ビジネスでも勉強でも必要不可欠となっているノートパソコンやタブレット。以前に比べて、いくらか軽くなってきているものの、これらの製品にはそれなりの「重さ」があります。この重さのために、持ち運ぶカバンの選択を誤ると肩や腰を痛めるなど体調への悪影響が出てしまいます。
今回、私自身、新型MacBookAirを持ち歩く機会が増え、MacBookが入る通勤バッグを探している中で、現時点での「間違いない」選択肢を3つ、見つけることができたので、記事にしました。
機能性とスタイリッシュさを兼ね備えているものは少ない
はじめに、これまでの私の通勤バッグ探しの旅を「機能性」と「スタイリッシュさ」という2つの視点から、振り返っておきたいと思います。
私はこれまで、どちらかと言うと、「スタイリッシュさ」重視で、百貨店などに入っているファッションブランドのおしゃれなビジネスバッグやトートバックなどを使用してきました。もちろん見た目の良さは、落ち着いていてバツグンだったのですが、「これだ」と言えるカバンには出会えませんでした。というのも、バッグ自体が重たいわりに、体への負担を軽減する工夫が一切なかったり、パソコンを入れる場所が用意されていなかったりといった不満点が多く、パソコンを持ち歩く機会が多い私にとっては、これらが大きな問題でした。
もちろん、機能性を重視したリュック等は探せばあったのですが、「P Cが入るバッグを持っているんだね」と一目でわかるデザインのものが多く、機能性を重視すると野暮ったくなるパターンが多いと感じていました。そんな状況で、なかなか「機能性」と「スタイリッシュさ」を兼ね備えたバッグに出会えていませんでした。
私がバッグに求める3つのポイント
私がバッグに求めているのは以下の3点です。
- パソコンを入れる専用スペースがあること
- 立ったまま物を出し入れしやすいこと
- 見た目がスマートであること
パソコンを入れる専用スペースがあること
私はMacBookを持ち歩くとき、基本的にはケースに入れずに持ち歩きたい派です。せっかく薄くてカッコいい見た目なのに、ケースに入れてしまうと台無しですからね。しかし、ケースなしで直にカバンに入れると傷や衝撃が心配です。そのため、ケースの代わりになるような、パソコン専用スペースは欠かせない要素の一つでした。
立ったまま物を出し入れしやすいこと
私は電車通勤のため、座れずに立ったまま物を出し入れする機会が多いです。AirPodsProやバッテリー、定期券などのちょっとした物を出し入れするときに、立ったまま物を出し入れできると便利だなと感じていました。特にリュックだと、立ったまま物を出し入れしにくい物が多く、実際にお店で何度も試して検討しました。
見た目がスマートであること
どちらかと言うとかなり機能性を重視している私ですが、見た目の良さもあきらめてはいません。私が求めていたのは、ゴツゴツとしたバッグパックではなく、シンプルでスマートなバッグパックだったのです。こういったバッグを選んでおけば、ビジネスからカジュアルなシーンまで気にせず使えますからね。
ガジェットを持ち歩くならこの3ブランドがおすすめ
そんな私がバッグを探しの旅でたどり着いたおすすめしたいブランドが、Cote&Ciel(コートエシエル)、Aer(エアー)、incase(インケース)の3つです。3つともたどってきた歴史やそのブランドのファンに共通する点が多く、よく比較されています。
Cote&Ciel(コートエシエル)
Cote&Ciel(コートエシエル)は2008年にパリで創業したブランド。Apple社と提携してApple社公認のケースなどを作っていたチームによって作り出されました。本当かどうかはわからないのですが、あのスティーブ・ジョブズもCote&CielのISARというモデルを愛用していたと言われているため、アップル信者でこのバッグの存在を知らない者はいないぐらい有名です。
Aer(エアー)
Aer(エアー)は2014年にサンフランシスコで生まれたブランド。仕事の後にジム通いするため人のためのバッグをクラウドファンディングで作ったことから誕生しました。比較的新しいブランドであるため、現在の働き方にマッチした製品が多いのが特徴。例えば、働く場所を固定しない「ノマドワーカー」や、健康志向の社会人を意識した商品が展開されています。
最近では、オリエンタルラジオの中田敦彦さんがYouTubeで紹介したことでも話題です。
incase(インケース)
incaseは1997年にサンフランシスコで誕生したブランド。Cote&Cielと同じく、Apple社の公認を得てApple製品のケースなどを展開しており、現在でもApple公式直営店でもincaseの製品が取り扱いされています。最高の「キャリングソリューション」であり続けることを目標としており、シンプルでありながらも機能性のある製品が人気です。
価格帯は異なる。Cote&CielはISARは少し高めの価格設定
これら3つのブランドの価格は若干異なっています。価格が高いものから順に、「Cote&Ciel→Aer→incase」といった具合。例えば各ブランドの代表的なモデルで比較をすると、Cote&CielのISARというモデルは4万円前後、AerのDay Pack 2は2.5万円前後、そしてincaseのCity Backpackが2万円前後となっています。もちろん、モデルによっても価格が異なるので、必ずしもこの順番の通りというわけではありませんので、その点はご注意ください。
私はCote&CielとAerの2つを選んだ!
今回、私はCote&Cielの「ISAR AIR」とAerの「Tech Sling 2 BLACK」の2つを購入しました。どちらも私の求めていた「パソコンを入れる専用スペースがあること」、「立ったまま物を出し入れしやすいこと」、「見た目がスマートであること」という3点を満たしています。
実のところ、ある程度容量の大きなリュックを探していたので、AerのTech Sling 2は本来求めていた形ではなかったのですが、サイズ感のあまりの「ちょうど良さ」に惹かれて、購入することにしました。
結果として、ちょっと荷物の多い時はISAR AIR、カフェなどへMacBookだけ持っていきたいときはTech Slingといった形でうまく住み分けができており、どちらもとても気に入っています。
Cote&Ciel ISAR AIRは唯一無二のデザイン。立ったままでも物を取り出しやすい。
Cote&CielのISAR AIRはなんといってもその独特なシルエットが気に入っています。また生地の質感も高く、スマートでおしゃれな印象です。
このISAR AIRというモデルは、定番モデルのISARを改良した比較的新しいモデルです。「Air」という名の通り、重さが30%軽く作られており、1800g → 1200gへと軽量化しています。また、機能面も一部変更が加えられており、もともとパソコンの収納スペースが少し取り出しにくい構造になっていたのですが、ISAR AIRでは取り出しやすくなっています。
実際にISARを使って、良いと思ったのは、収納スペースの広さです。よくあるタイプの真四角なデザインのリュックだと、厚みのあるシューズや一眼レフカメラを入れると、かなり無理をしている印象になったり、そもそも入らなかったりします。一方、ISARは一番外側の収納スペースが厚みのある物が入りやすいデザインになっているので、かなり頼りになります。
また、縦向きのジッパーが、片方の肩から外したときにちょうど開きやすいデザインとなっています。そのため、例えば電車の中で立っているときに、片方の肩だけ外して、荷物を取り出すといったこともしやすくなっています。
Aer Tech Sling 2はMacBook Airが入るちょうど良いバッグ
AerのTech Sling 2は13インチMacBook Airが入ります。実物を見ると、「本当にMacBookが入るの?」と思ってしまうぐらいコンパクトなサイズ感で、MacBookだけを持って出かけたいというときにはピッタリなアイテムです。
デザイン面でも、Aerの製品は生地の質感がツルッとしていて高級感があり、スマートな印象です。
インナーポケットも充実していて、MacBookとiPhoneのバッテリーとUSB-Cの変換アダプタなどのガジェット系を分けて収納することができます。
まとめ
今回、私はCote&Cielの「ISAR AIR」とAerのTech Slingを購入しました。パソコンが入るおしゃれなガジェット系バッグパックを探してみて、とりあえずCote&Ciel、Aer、incaseを見ておけば間違いないと確信しました。用途や予算によっても、欲しいバッグが異なるかと思いますが、ぜひこの3つのブランドを比較してみてはいかがでしょうか。