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話題の翻訳ツールDeepLの使い方 完全ガイド|Chrome拡張機能まで解説

2021年12月31日

DeepLとは

DeepL(ディープエルと読みます)とは、ここ数年で「Google翻訳よりも精度が高い」と評判の機械翻訳サービスです。

この翻訳サービスは、2017年にドイツに本社があるDeepL社によって公開されています。DeepL社はこの翻訳サービスの開発前に、質の高い翻訳文を大量に収集した「Linguee」というコーパスを公開していました。この質の高い翻訳文のデータを教師データとして活用して、DeepLの翻訳サービスが開発されていると言われています。

DeepLの使い方は大きく3通り

代表的なDeepLの使い方は、次の3通りあります。

  1. DeepLサイトに直接コピペして使う
  2. アプリをダウンロードして使う
  3. Google Chrome拡張機能として使う

この3つの使い方について詳しく解説していきます。

基礎編:DeepLサイトに直接コピペして使う

画像をクリックするとDeepLのサイトへ飛びます

DeepLはこちらのページから使用することが可能です。Google翻訳と同じように文章をコピペするだけ翻訳されます。

DeepLハック

PDFの文書をコピペしたときに、改行が入力されてしまうことがあります。文の途中で改行されていると、翻訳の精度にも影響が出て、翻訳結果も読みにくいものになってしまいます。
そんな問題を簡単に解決する方法が、ブラウザの「URL入力欄を使う」方法です。「Ctrl+L」でカーソルがURL入力欄に移動するので、「Ctrl+A」で全選択をしてから「Ctrl+V」でコピーした文章で上書きすることで、改行が消えた文章を得ることができます。

応用編①:アプリをダウンロードして使う

画像をクリックするとDeepLのサイトへ飛びます

DeepLにはWindows/Mac/iOS用のアプリが用意されています。

WindowsやMacのアプリを使うことで、テキストを選択して、「Ctrl+C/⌘C」を2回押すだけでアプリ上に翻訳結果が表示されます。また、このショートカットキーは設定から変更可能です。

iOS版のアプリではショートカットーのような機能は使用できませんが、ブラウザよりもスッキリとした画面でDeepLが使用できる点がメリットです。

応用編②:Google Chrome拡張機能として使う

2021年にはDeepLから公式のGoogle Chrome拡張機能が公開されています。

Google Chromeの拡張機能は以下のサイトからダウンロード可能です。

画像をクリックするとChrome拡張機能のページへ飛びます

なお、公式サイトには次のような記述があり、Chrome以外のブラウザへは拡張機能は提供されていません。

DeepL翻訳のChrome拡張機能は、DeepLの唯一の公式ブラウザ拡張機能で、Chrome ウェブストアで無料公開しています。現在、他のブラウザ向けの拡張機能はご提供していません。

https://support.deepl.com/hc/ja/articles/4407516019218-ブラウザ拡張機能について

Chrome拡張機能はこんなふうに機能します

Chromeの拡張機能をインストールすると、Chrome上でテキストを選択するとDeepLのロゴマークのボタンが表示されるようになります。そのボタンをクリックすると、下に翻訳した文章が表示されます。

どの言語に翻訳するかは右上の設定から、「読む」ときの言語と「書く」時の言語を別々に設定することができます。

基本的には、「読む」ときは「日本語」へ、「書く」ときは「英語」へ翻訳するように設定しておけば大丈夫です。

Chrome拡張機能は「読む」だけでなく「書き」にも対応!

DeepLの拡張機能のすごいところが、「書き」にも対応しているというところ。

つまり、日本語でいつも通り文章を書いて、DeepLのロゴボタンを押すだけで、書いた文章を一発で英語に翻訳してくれるのです。

英語でツイートすることもこの通り、簡単にできてしまいます。

もちろんGmailもこの通り。ALTの先生との連絡なども、これなら誰でも簡単に気軽にできますよね。

大抵の入力フィールドに対応しているので、DeepLの拡張機能を入れたChromeさえあれば、英語で文章を書くのもグッとハードルが下がります。

まとめ

以上、DeepLの使い方を解説しました。

手軽にサイトで使うだけでも良いですが、英語を仕事で使う機会が多い方はアプリやChromeの拡張機能を入れることをおすすめします。

正直、私自身、英語教師ではありますが、DeepLの翻訳はかなり使っています。DeepLが違和感のある翻訳を出してくることは稀ですが、おかしいなと思ったら、頭を使って修正するといった感じで頼りきっています。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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